母の葬儀を取り仕切ってみてわかったこと

年の瀬に急逝した母の葬儀を取り仕切ってみて分かったことを、もし次の機会があれば参考にするため私的にメモっておきます。よろしければ皆さんも参考にしてみてくださいませ。


◎一日葬(通夜なし)が便利。参列者が30人程度なら(老齢になるほど減る)、告別式のみで充分。予算も規模もコンパクトになるし参列者の負担も減り、お薦め。


◎現金が必要になるので用意しておく。お布施、御車代、御膳代で17万〜50万円、壇払い(火葬中の会食)の飲み物代1万円、市営葬儀場使用料(火葬代込み)5万8000円は現金払いのみが多いため。


◎戒名を決めるためお坊さんに故人の「人となり」を伝えることになるが、あらかじめ使ってほしい(故人の人となりを表す)漢字を2字程度決めておくと話が大変早い。


◎葬儀代総額は上記含め約150万円。葬儀社が出した最初の見積もりは98万円であった。なんだかんだで1.5倍にはなる(基本プランだと花や棺の装飾がショボすぎる)と思っておく。


◎ただし参列者が30名程度集まれば香典が50万円ほど集まる。また市町村から5万円程度の葬祭費が支給される(葬儀の翌日以降2年以内に役所で申請)。


◎葬儀の案内を出す時は「何人でくるか」を確認すること。嫁や旦那や子供を連れてくると、壇払いの御膳数が変わる。参列する側は人数を早めに告げると相手はとても助かる。


◎参列者側は喪主や近親者に「あの人誰?」「このあとどこに行けば?」は厳禁。知りたきゃ自分から名乗って直接尋ねるべし。式次第は式場担当者に聞くこと。いちいち聞かれたり紹介を頼まれると、かなりの負担になる。


◎芳名帳に記帳する際、備考欄にどんな関係か一言書いてくれると便利。母の場合、謎の出席者が2名いて「愛人?」「隠し子?」と邪推を呼んだ(ちょっと楽しかったが)。


◎「手伝うからなんでも言って」と言ってくる親族は、まとめて全員何の役にも立たない。羊と一緒。参列予定者で一番気が効く人2名に受付を頼もう。


◎原則なんでも「プロ」に頼むのが吉。葬儀社だけでなく税理士、司法書士(弁護士)に頼むとあらゆる手続きが圧倒的にスムーズに進む。


◎葬儀のあとは、ちょっと話したい相手ほど早く帰るし、この人の話は聞きたくないなという人ほど話しかけてくるものだから、話したい相手には始まる前に「終わったら少し話そう」と声をかけておきましょう。そういう時に「まあ次の機会でいいや」と思っていると、その時話したいことは消えていってしまう気がします。


◎準備の時や葬儀の際、葬儀社、僧侶、親族、友人等の言動がイラっとくることがあると思う。これはちょっと一言言っておこうと思ったら、その前に相手よりも自分の変調を疑ったほうがいいかもしれない。自分の寂しさや辛さやストレスが相手の言葉にトゲを加えることは、よくある。すごくよくある。


◎葬儀の時、亡くなった人はどこに行くのか、とふと考える。おそらく誰もが考える。だから参列者は、(きづかいのつもりで間断なく話しかけるのではなく)できれば近親者に「ボーッとする時間」を作ってあげてほしい。


◎私ももちろん考えた。火葬場の担当者は炉に入れる時に「最期のお別れです」と言う。しかし私はそうは思わない。亡くなった人は、遺体や遺骨や遺影や位牌に宿るわけではない。例えば私の「好きな本」に、その好みに、故人の足跡がある。あるいは好きな人のタイプに、言葉遣いに、箸使いに、食べ物の好みに、お金の使い方に、物腰に、考え方に、遺された人の端々に「あの人の面影」が宿っている。そんなことを考えました。
















 









【納骨も終わり、落ち着いたタイミングで追記】
◎さようなら、母さん。母さんの子供に生まれて幸せでした。また人間として生まれ変わることがあったとしたら、母さんの子供として生まれてきたい、と願っています。

[このメモに関しては @tarareba722 にお問い合わせください]